お昼の時間に、歯の掃除のために歯科医院に行きました。

私が定期的に通うこの歯科医院は、オケージョン、季節行事にきちんと対応していて、タイミングがいいと何かしらプレゼントをいただいたりもします。
医院内にも、さりげなく季節の装飾があったりして、ちょっと百貨店のようなところもあります。

受付の脇にある飾り棚に、七夕の笹が飾られておりました。
子供たちの短冊に混ざって、オトナの願い事もチラホラ。

みんなが健康でいられますように

子供が目にすることも考慮してかのような優等生的な短冊があったかと思えば、明らかに子供の字で

おかねがいっぱいになりますように

うんがよくなりますように

お年玉がいっぱいもらえますように

…ご時世でしょうか?(笑)

もちろん、

バレーボール選手になりたい

あさがおがきれいにさきますように

ピアノがうまくなりますように

という微笑ましいものから、

ゴーオンジャーになりたい

という夢のある!?ものまで。
ずっと眺めていても飽きません。

ところで私にとって七夕は、苦しみの思い出しかありません。
なぜか?
卒論のテーマが七夕だったからです(笑)。
正しくは 乞巧奠(きこうでん) という、七夕のルーツとされる中国のお祭りなのですが、この出典や資料がなかなか少なく、大阪の中ノ島図書館に通いつめた記憶があります。
(借りることの出来ない書物がほとんどだったのです)

そんなわけで毎年、七夕は、私にとってロマンチックとはかけ離れた存在であり続けるのでした(笑)。

石田琴路